日々、仕事に打ち込んでいる人の中には、「大きな成果を残して周囲から認められたい」という思いを抱いている人もいらっしゃるかと思います。
大きな成果を残す人は、特別な才能やスキルを持っていると思われがちです。
しかし、必ずしもそうとは限りません。
実際、成果を出し続けている人には、共通する特徴や行動パターンがあります。
そこでここでは、仕事で確実に成果を出す人の共通点を考察してみました。
仕事で成果を出す人の多くは、目標設定を明確に行い、計画的に仕事を進めています。
目標達成までの道筋をしっかりと描き、具体的な行動計画を立て、日々努力を積み重ねているのです。
達成するためには、どのようなスキルや知識が必要なのか、どのような行動を起こすべきなのかを具体的に考え、計画的に行動しています。
また、常に「なぜ?」という疑問を持ち、物事を深く考える傾向にあるのも特徴です。
表面的な情報に捉われず、その背景や原因を探ろうとする姿勢は、問題解決能力の向上に直結します。
同時に、常に疑問を持ち、深く考えることは、新しいアイデアや発想をも生みます。
これらの背景があり、革新的な成果を自然と残すことができているのです。
そしてもちろん、成果に向けた努力も惜しみません。
コツコツと地道な努力を重ねることは、成功のための重要な土台となります。
困難があっても諦めずに粘り強く取り組み、努力を継続することは難しいことです。
困難を乗り切るためには、自身のメンタルコントロールも重要なポイントになってきます。
仕事でつまづきがちな社会人に多いのが「絶えず大きな成果を求める」という考え方です。
もちろん、仕事に前向きなのは非常にいいことです。
しかし、普段働いているなかで「大きな成果を得られる」仕事などさほど多くなく、むしろ大きなプロジェクトに携わる機会よりも、今目の前にあるプロジェクトでミスをする機会の方がずっと多いということは忘れられがちです。
大きな希望を抱いたことで逆にプライドや向上心が傷つき、心を病んでしまう社会人は実は少なくないのです。
働くうえで大切なことは、まず「小さな成果の積み立て」を目標とすることでしょう。
人間の思考のプロセスとして、「目標を達成」し、「達成感を得る」ことで、「モチベーションが上がる」という「効率・やる気アップの3ステップ」をご存知でしょうか。
絶えず大きな結果を求めていると、仮にそのプロジェクトを成功させたとしても「達成感のフィードバック」が非常に遅く、モチベーションの向上につながりにくいのです。
そうして大きな達成感のフィードバックを待機している間に自分の些細なミスによる負のフィードバックがかさんでしまい、モチベーションを下げてしまうという訳です。
モチベーションを保ちつつ、前向きに働いていくために、まずは「このプロジェクトを○○まで終わらせる」「まずこの書類を完成させる」など小さなことから目標設定をしていくことが重要です。
もし自分がミスなどでつまづきがちだと思ったら、小さな目標設定でこまめに正のフィードバックを得られるように努力してみるといいでしょう。